眼瞼下垂とは?
元々、上瞼は額(オデコ)から降りてくる眼瞼挙筋(眼瞼を持ち上げる筋肉)で引っ張られて
開く仕組みになっています。
*筋肉といっても瞼の所ではとても薄くなって膜の様に成っています。
眼瞼下垂はこの眼瞼挙筋の働きや構造的な問題が起きると上瞼が開かなかったり、
開きが弱い変化が出た状態です。

眼瞼下垂にはその原因によって
1).生まれた時からある先天性の眼瞼下垂。
2).怪我や生活習慣によって現れた後天性の眼瞼下垂があります。
眼瞼下垂のある人の特徴
眼瞼下垂の重症の度合いはちゃんと検査をして確認するものですがパッと見で眼瞼下垂と
思われる特徴があります。
1.目を開けた時に眉をあげるので額の横シワが深い(特に若いのに)ー上目遣いとは違います
2.目を開けた時に眉の下が目立って窪む。
3.目を開けた時に黒目(瞳が)7割未満しか露出しない。(瞳の中心が上下の真ん中とした場合)
一般的な瞳の露出が7割で9割でデカ目、5割くらいでほぼ眼瞼下垂と言われます。
4.まつ毛と眉の間が広く見える。
上瞼の開き具合によりますが、医療保険の適応になる場合もあるので眼瞼下垂の時は専門病院を受診すると良いと思います。
眼瞼下垂の治療専門病院(主に眼科)の治療と美容外科での治療の違いについてまとめて見ますね。
専門治療院での治療 | 美容外科院での治療 | |
原因 | 重度の構造的な異常 | 軽度の構造的な異常 |
治療目的 | 上瞼の機能の回復 (瞼が開か無い→開く) | 主に美容的な目的 (黒眼の露出 |
治療法 | 眼瞼挙筋を短くする様な複雑な手術 (挙筋の一部を切除する、など) | 眼瞼挙筋の一部を操作する比較的単純な手術 (挙筋筋膜の前転、など) |
ダウンタイム | 3〜4週間 | 3〜4週間 |
保険適応 | 医療保険が適応される場合が多い | 場合によって適応される事もある |
治療の適応 | 重度の眼瞼下垂の治療 | 比較的、軽度の眼瞼下垂の治療 |
*実際、美容外科医の眼瞼下垂の治療は眼瞼挙筋の筋膜を縮める方法で効果は良いですし
二重手術を同時に出来ます。また、最近は美容外科でも保険適用になる場合も多い様です。
*顕著な眼瞼下垂はできるだけ専門医療機関で治療される事をお勧めします。
眼瞼下垂に伴う症状
1.上下の視野が狭い→挙筋の機能をカバーするために眉をあげる
→額のシワが深くなり印象悪化、眼精疲労が起こりやすい
2.瞼が重く開き辛い→瞼をに通常以上の力が入る→交感神経が高まる
→体を支える起立筋が緊張→肩こりが起こる
3.見え難い→目を凝らす→眉間のシワが出て印象が悪くなる
4.眠たそうな印象
眼瞼下垂の改善でこれらの症状も改善されるので思い当たる方は一度診てもらいましょう。