隆鼻術は鼻を高くする美容外科の手術です。
隆鼻術は鼻の何処が高くなるのか?

*上の図の鼻骨と示してある所を主に高くします。
*体の中に入った状態は下の図のイメージです。
水色の部分がプロテーゼと言われる補形物です。

どうやって鼻を高くするの?
現在、使われている材料は次の五つです。
1)シリコンプロテーゼ
2)ヒアルロン酸
3)スレッド(糸)
4)肋軟骨
5)ゴアテックス素材
①シリコンプロテーゼ:
シリコン製のプロテーゼを鼻根〜鼻背にかけて挿入する
手術です。形によって大きくI型とL型の2種類です。
手術時間は慣れた医師で10〜20分で、腫れは7日前後です。
シンプルな手術ですが熟練されていないと曲がったり術後に
ゆるゆる動いたりします。
*隆鼻術で使われる素材の中で一番ポピュラーで殆どのクリニックで
使われていると思います。
*メリット:
このシリコンは豊胸に使われていた、液体のシリコンとは違って
体内で形を崩さず安定していて、体に悪い影響を起こしません。
また、素材に弾力があり挿入と抜去(除去)がやり易いので好まれます。
プロテーゼの種類

*I型:主に鼻根〜鼻背部にかけて高さを出します。鼻尖は軟骨移植を利用します。
*L型:鼻根〜鼻背部はもちろん、鼻の先の所の形も整える(だんご鼻の修正)に
効果的と言われます。
*バード型:L型に近い効果を出しますが鼻先の皮膚に負担がかからない特徴が
ありますが、鼻先の修正効果は軽減されます。

どの形のプロテーゼも手術は短時間で終わりますし傷跡が目立つことはありません。
下の写真の赤い点線の所に傷を作ります。

*諸説ありますが、以前はL型のプロテーゼが多く使われていましたが鼻先の部分の
発赤やプロテーゼが皮膚を破って出てきてしまう事が問題になりI型を使用して
鼻尖は軟骨移植(自己組織:本人の体の一部)をする事で安全に鼻先の高さや方向を
調節する方法になって来たと言われています。
シリコンプロテーゼの注意
*体の中に異物(体と違う物質:ここではシリコン)が入ってくると体本体の組織と
区別するために皮膜を作ったり、体の外に押し出してしまう事が有ります。
体に入ったI型のプロテーゼの周りに皮膜ができて固定されるのは良い事ですが、
L型プロテーゼが鼻尖部を内部から外部へ押し上げる形で鼻先が尖って
だんご鼻が修正されるのですが、シリコンを異物として体の外へ押し出されて
体から出てきてしまう事も有ります。

シリコンの代わりに自己組織(軟骨)を使って鼻尖部を形成した場合はこの危険性が
ほぼ解消されます。
②ヒアルロン酸:主に鼻根部に注入し高さをだす方法です。
傷や腫れがほぼなく約一週間ほどで馴染みます。
ヒアルロン酸は色々な種類がありますが鼻根部に注入する場合は
硬さのあるものが選ばれます。
簡単な施術の様に感じられますが、注入する量、注入後の形の整え
(モールディング)など経験の豊富な医師による治療が良いです。
硬いタイプでなくてはダメか?(リンク)
③スレッド(ギザギザのある糸)を使って隆鼻術
コグ(kog)と言われるギザギザのある吸収性の糸を使う方法です。
下の図の様に糸を入れて高さをだす方法です。

ベストリノプラスティー、フレックスノーズ、切らない鼻中隔延長、
切らない隆鼻術、プチスレッドノーズアップなどと美容クリニックの
ホームページで紹介されています。
*傷跡がなく短時間で治療は終わりますが、スレッド(糸)に慣れていない
医師の場合、効果的ではなかったり、術後に糸が出て来てしまう事があります。
*スレッドに治療は他の鼻尖部形成術に比べて効果が控えめです。