鼻尖形成手術って?

鼻尖形成(びせんけいせい)手術とは?

鼻尖形成は鼻先が膨らんで見えるだんご鼻、下向きになっているたれ鼻(魔女鼻)、
上を向いて短く見える鼻の修正に効果的な手術です。

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鼻先の変化前後
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手術の時の変化

鼻先を変える方法は?

鼻の先の形の変化のためには、鼻の先の軟骨の形を変える必要が有ります。
その為には、方向を変えたり、形を変えるために軟骨を削ったり、
移植したりします。

例えば、鼻先に丸みがある場合は左右の鼻翼軟骨の間を狭くするのです。

hanasaki

鼻尖形成術の種類は?

*手術は鼻穴に傷を作って行うクローズ法と完全にオープンして行う方法の
 2種類があります。
*単純に左右の鼻翼軟骨を寄せる手術であればオープンしなくても対応が
 可能ですが、高さを出したり方向を帰るための軟骨移植が必要な場合は
 オープンする方法が良いと思われます。

鼻の美容整形手術でのクローズ法とオープン法(リンク)

軟骨移植の種類とメリット&デメリット

*軟骨移植はなぜ必要なのでしょう?
 鼻翼軟骨の幅を狭くする手術だけではほとんどの場合鼻の先の形を整えるのに
 十分ではない事が多いです。
 そこで、軟骨移植をする事で高さを出したり鼻尖の向きを変化させるの事が
 できる様になります。

 材料になる軟骨を取る場所によって、耳珠軟骨、耳介軟骨、鼻中隔軟骨、
 肋軟骨(ろくなんこつ)と主に4週類が有ります。

耳珠(じじゅう)軟骨耳介(じかい)軟骨鼻中隔(びちゅうかく)軟骨肋(ろく)軟骨
場所下の図参照下の図参照左右の鼻の中央部6,7,8,9番肋骨の軟骨
特徴比較的平だが小さい湾曲しているが大きい平で厚みもあり大きい最も大きく加工し易い
手術適応鼻尖の高さ、方向変更鼻尖の高さ、方向変更全ての鼻尖形成全ての鼻尖形成
nannkotu

まとめ

軟骨移植の目的が鼻先の形を変えるための物なので、出来るだけ大きく
加工し易い材料が手術に適しています。

耳珠軟骨は比較的に取りやすく形も平ですが小さい軟骨なので鼻尖の高さを
出したり方向を変える手術には使えますが、鼻中隔延長には不向きです。
また、慣れない医師の場合は元々小さい軟骨を十分に取れないので
材料とし活用できない場合があります。
鼻尖形成手術の材料としてはやや不十分と思われます。

耳介軟骨は取りやすく、慣れた医師であれば十分な大きさで摂取できるので
    鼻尖の高さを出したり方向を変えたり鼻中隔延長にも適した材料と
    言えます。術後の傷も目立たず、耳介の形の変化もないので良い材料です。

鼻中隔軟骨は理想的な材料(加工しやすく平で術後の形が変わりにくい)ですが、
    比較的に深い位置にあり、慣れない医師では時間が掛かる事と
    術後に鼻中隔穿孔(鼻中隔に穴があく)が起きる事があります。

肋軟骨は他の軟骨をすでに使い切ってしまった時の最終的は材料です。軟骨量が
    多く加工次第では最高の材料ですが、採取に時間がかかり目立ちませんが
    傷跡が残るので再手術で選ばれる事が多いです。