美容皮膚科でできる事
美容皮膚科での治療は一部、美容外科での治療と重なる場合がありますが一応まとめてみます。
*色素沈着の治療:しみ、そばかす、ADM、炎症後色素、肝斑、美白治療
*シワの治療:小じわの改善、しわの治療
*たるみ治療:軽度の肌のたるみと肌の張りを改善
*ニキビ、ニキビ痕の治療
*イボ(疣)、黒子の除去
*小顔治療
1)色素沈着の種類と治療法
*主に顔の皮膚での色素沈着の事ですが、治療方法が変わってくるので
いくつかに分けて説明します。
しみ:日光黒子(にっこうほくろ)、老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)と言われる
色素沈着で皮膚の表皮層にあります。
治療はレーザーによるSPOT照射やトーニング、光治療の適応になります。
そばかす:幼い頃からある場合が多いです。表皮層にある色素沈着です。
主に両ほほにありますが、それに加えて上唇、鼻筋、上瞼に同じ様な
色素斑がある時にそばかす(雀斑)と言います。
治療はしみと同じ様にSPOT照射、レーザートーニングです。
後天性真皮メラノサイトーシス:略してADMと言います。ADMは皮膚の真皮にあります。
特徴として、30歳ぐらい迄の年齢で比較的に形がはっきりした丸い色素斑です。
治療はレーザーのSPOT照射です。
肝斑(カンパン):瞼のところ以外の顔の全ての所に現れます。色の濃さは色々ですが
はっきりした境界線がなく薄く曇った様にくすんだ感じの色素沈着です。
表皮層にできますが、色素の炎症と定義されている様に、刺激や体の調子、
季節、紫外線などの影響で改善したり、悪化したりします。
治療はレーザートーニング、消炎剤、ビタミンの服用です。
色素沈着のレーザー治療
色素沈着の種類と治療のまとめ
色素沈着の治療を受ける時に、上で紹介した色素沈着の区別や判断は担当の医師に
お任せしましょう。
治療方法も詳しく知る必要はありませんが各単語にリンクして説明して置きます。
治療法に関してはレーザーでの治療のみ紹介してます。
トレチノインやハイドロキノンの様な美白外用薬は処方医師ごとに方法が少しずつ
違って居る事と、一般の方が真似される事を防ぐためです。
美容外用薬の注意